ピークカットの有効化
「ピークカット」機能を使用して、蓄電池用パワーコンディショナの挙動を系統連系点の電力交換に最適化できます。特に、電力供給量が大きく発電コストが高い場合に有用です。「ピークカット」機能により、蓄電用パワーコンディショナが使用できる電力およびバッテリー容量に応じて調節する系統交換電力出力を設定できます。このようにして、電力のピークと費用の増加を避けられます。
情報:ピークカット機能を使用するには、ピークカットの料金を含めた買電料金が必要になります。
前提条件:
自家消費のオプションを有効にしたプロジェクトの場合:
プロジェクトが開かれ、システム(簡単設計)または自家消費の算定(詳細設計)のプロジェクトページまで設定済みであること。
システム(簡単設計)ページでバッテリーストレージシステムを使用するオプションが有効化されているか、または、自家消費の算定(詳細設計)ページで太陽光発電システムからの余剰電力の一時的蓄電オプションが有効化されていること。
エネルギーシステムプロジェクトの場合:
プロジェクトが開かれ、エネルギーシステムのプロジェクトページまで設定済みであること。
シナリオを定義するプロジェクトページのシステムコンポーネントエリアでバッテリーシステムのオプションが有効化されていること。
バッテリーシステムの定義ページでバッテリーストレージシステムを使用するオプションが有効化されていること。
手順:
- 自家消費のオプションを有効にしたプロジェクトの場合:システム(簡単設計)または自家消費の算定(詳細設計)ページの適用ドロップダウンリストでピークカットのオプションを選択します。
- エネルギーシステムプロジェクトの場合:エネルギーシステムのページで、中央ワークスペースの[バッテリーシステム]ボタンを選択します。
- バッテリーシステムの定義ページが開きます。
- 適用のドロップダウンリストで、ピークカットオプションを選択します。
- 買電量制限値欄で、バッテリーシステムが蓄電システムから給電して買電量を減らし始める買電量の値を入力します。
- 買電量の限度を計算した設計案を提案するには、[買電量制限値の指定]を選択します。
- 計算された買電量制限値の設計案を受け入れるには、[設計案の適用]をクリックします。