バックアップファイルの作成とインポート


製品とすべてのデバイスが動作状態になり、太陽光発電システムの適切な設定が完了したら、SMA Solar Technology AGはバックアップファイルの作成をおすすめします。製品を取り替えるか、または既存の製品をデフォルト設定に戻す場合、バックアップファイルを使用して設定情報を転送できます。バックアップファイルには、下記の太陽光発電システムや、お使いの製品に関するデバイスの設定データが保存されています。

  • 系統管理サービス

  • FTP

  • ネットワーク

  • センサー

  • アナログ入力数とデジタル入力数

  • アナログ出力数とデジタル出力数

  • 電力計

  • Sunny Portalの設定

  • ユーザー定義Modbusプロファイル

  • システムパスワード

  • ユーザーインターフェースのログインデータ

  • 接続デバイスの一覧

以下の情報は、バックアップファイルに含まれていませんのでご注意ください。

  • 通知

  • 発電量とパフォーマンス値の履歴

  • 各パワーコンディショナの設定

バックアップファイルの作成

手順:

  1. Data Managerのユーザー インターフェースにログインします。
  2. Data Managerを選択します。
  3. 設定メニューの選択項目アップデートとバックアップを選択します。
  4. [バックアップファイルを作成]ボタンを選択します。
  5. バックアップファイルを暗号化するためにパスワードを入力し、[バックアップファイルを作成してダウンロード]で確定します。バックアップファイルをインポートするために、後々にこのパスワードが必要になりますのでご注意ください。
  6. パラメータ設定がすべて保存されているlbd形式のファイルがダウンロードされます。

バックアップファイルのインポート

新しい製品またはリセットされた製品を試運転調整する際に、バックアップファイルがインポートされます。製品をローカルネットワークに接続した後、ユーザーインターフェースのログインページが開きます。

必要条件:

  • 新たな製品またはリセットされた製品が必要です。

  • バックアップファイルと対応するパスワードが必要です。

  • リセットされた製品でバックアップファイルを再使用する必要がある場合は、ファイル名を変更しないでください。

手順:

  1. ユーザーインターフェースのログインページで[復元を開始]を選択します。
  2. セットアップアシスタントが開きます。
  3. セットアップアシスタントの手順に従い、以前に保存していたlbd形式のファイルを適宜選択します。この時、バックアップファイルのパスワードが必要になりますのでご注意ください。
  4. [バックアップファイルをアップロード]を確定します。
  5. パラメータ設定がすべて保存されているlbd形式のファイルが製品にアップロードされます。製品が自動的に再起動します。この処理には数分かかることがあります。