パワーコンディショナの試運転調整
設置担当者
必要条件:
- パワーコンディショナが正しく取り付けられていること。
- 適切な定格容量のブレーカを使用して取り付けること。
- ケーブルがすべて正しく接続されていること。
- 使用されていない DC 入力が、対応する DC コネクタとシーリングプラグで塞がれていること。
- ご使用の国や目的に応じて、国別データセットが正しく設定されていること。
- 本体の使用しない開口部がしっかり塞がれていること。これには、納品時に装着されているダミープラグをお使いいただけます。
手順:
- SMA Speedwire/Webconnectデータモジュールに接続します(SMA Speedwire/Webconnectデータモジュールの設置マニュアルを参照)。このために同梱されているケーブルグランドM32を使用します。
- ACケーブルが本体の下部カバーの仕切りで傷付かないように配線します。
- 下部カバーを上から取り付け、嵌め込むようにして閉じます。カバーのネジ穴にネジを差し込みます。
- 六角レンチ(レンチ幅3)を使って、ネジ6本を1から6の順に締め付けます(トルク:2.0 Nm ± 0.3 Nm)。決められた順番でネジを締め付ければ、カバーがゆがむことはなく正しく密閉されます。注意:ネジが下部本体カバーから抜け落ちたら長いネジを下部の真ん中の穴に差し込み、5本の短いネジをその他の穴に差し込みます。
- 両方の取付けネジが見えるように、直流開閉器をOの位置に設定します。
- 直流開閉器をパワーコンディショナの本体にしっかり挿入します。この際、ネジとネジ穴が重なるよう、直流開閉器をOの位置に合わせたままにします。
- 六角レンチ(レンチ幅3)を使って両方のネジを締めます(トルク:2 Nm ±0.2 Nm)。
- 直流開閉器のスイッチをI位置に回します。
- 三相すべてのブレーカをオンにします。





- 3つのLEDすべてが点灯し、起動シーケンスが開始されます。起動するまで数分かかることがあります。
- 緑色のLEDが点灯し、ディスプレイにパワーコンディショナのファームウェアのバージョン、製造番号、NetID、設定済みの国データ、表示言語が順に表示されます。
- DC入力電圧が十分なレベルに達し、系統連系の条件が満たされれば、パワーコンディショナは運転を開始します。
- 発生した問題を解決してください( > トラブルシューティング)。
緑色のLEDが点滅する場合:
考えられるエラー原因:DC入力電圧がまだ低すぎるか、またはパワーコンディショナが系統連系運転していません。
赤色のLEDが点灯し、ディスプレイにエラーメッセージとイベント番号が表示される場合: