安全上の注意
この章には、本製品を用いて、あるいは本製品において作業を行う際に常時順守すべき安全上の注意が含まれています。
怪我や物的損害を防ぎ、製品の長期間使用を可能にするには、この章を注意深く読み、すべての安全上の注意に常に従ってください。
危険
太陽電池アレイの高電圧による致死事故の危険
太陽電池アレイは太陽光により危険な直流電圧を生成し、その電圧はDC導線とパワーコンディショナの通電部品にかかっています。このような導線や部品に触れると、感電する恐れがあります。負荷に接続されているパワーコンディショナのDC導線を外そうとすると、電気アークが発生し、感電したり火傷したりする恐れがあります。
- 絶縁処理されていないケーブル端部には触れないでください。
- DC導線に触れないでください。
- パワーコンディショナの通電部品に触れないでください。
- パワーコンディショナの設置と始動は、必ず、適切な資格を持った設置担当者が行ってください。
- エラーが発生した場合は、必ず設置担当者が対処してください。
- パワーコンディショナでどのような作業を行う場合も、まず、すべての電源を切断してください。
危険
接地されていない太陽電池モジュールもしくはアレイフレームに触れることによる致死的な感電事故の危険
接地されていない太陽電池モジュールまたは架台に触れると、感電による致死事故や重傷を招くおそれがあります。
- 太陽電池モジュールのフレーム、アレイフレーム、導電面に導電路が形成されるように接続してください。
- 太陽光発電システムと作業者の両方を確実に保護するために、現地の適用法と規格に従って、太陽電池モジュール、アレイフレーム、導電面をパワーコンディショナとは別に接地してください。
危険
地絡発生時の感電による生命の危険
地絡が生じた際、システムの部品にはまだ電圧がかかっていることがあります。通電部品や通電しているケーブルに触れると、感電により致死事故や重傷を招く恐れがあります。
- 製品の電源を落とし、装置での作業前に誤って再接続されないようにしてください。
- 太陽電池アレイのケーブルの絶縁部以外には触れないでください。
- 太陽電池アレイの土台やフレームに触れないでください。
- 地絡が発生している太陽電池ストリングをパワーコンディショナに接続しないでください。
- 電圧がかかっていないことを確認したうえで、必ず5分以上待ってから太陽光発電システムまたは製品の部品に触れるようにしてください。
注意
本体高温部による火傷の危険
運転中に本体表面の一部が高温になる可能性があります。
- 運転中は、本体の下部カバー以外に触れないでください。
注記
氷点下の条件での本体のパッキン損傷
気温が氷点下のときに製品を開けると、本体のパッキンが損傷する恐れがあります。これにより、湿気が製品内に侵入するおそれがあります。
- 周囲温度が-5°C度以上の場合にのみ、製品を開けてください。
- 気温が氷点下になり本体のパッキンに霜が張っている場合には、製品を開ける前に霜を(熱風で溶かすなどして)除去してください。その際、該当する安全規定に従ってください。
注記
洗剤の使用による損傷
洗剤を使用すると製品や部品を傷つけることがあります。
- 製品や部品の清掃には、必ずきれいな水で湿らした布を使用してください。
注記
静電気による損傷
パワーコンディショナの電気部品に触れると、静電気が発生してパワーコンディショナが破損するおそれがあります。
- 部品に触れる前に、必ず身体の一部を接地してください。

電気工事
設置場所に適用される電気的な条件に従って作業してください。
- どの作業も、電気機器の規格と電気工事関連法規に準拠した方法で行う必要があります。
- すべての作業で労働安全衛生規則を守ってください。