電力系統への接続
設置担当者
ケーブルグランドによるケーブルの接続
本製品パワーコンディショナでは、ケーブルグランドによりケーブルを接続するのが標準です。SMA Solar Technology AGは製品に同梱されたケーブルグランドの使用をお勧めします。必要に応じて、ケーブルグランドを使用する代わりに、電線管コネクタを本体開口部に取り付けることも可能です。コネクタの取付けにより、管に通したケーブルをパワーコンディショナ内に引き込むことができます。電線管を使用する場合は、現地で適用されるすべての法規、規格、指令に従ってください。また、電線管及び本体開口部に湿気が浸入しないように保護する必要があります。
必要条件：
- 電力会社の接続条件に従ってください。
- 系統電圧が許容範囲内であることを確認します。パワーコンディショナの運転領域についての正確なデータは、運転パラメータに指定されています。
手順：
- 三相すべての導線のブレーカを切り、再びスイッチが入らないようにします。
- 本体の下部カバーが取り付けられている場合、六角レンチ（レンチ幅3）を使って下部カバーにあるすべてのネジを外し、本体カバーを下から持ち上げて取り外します。
- 接着テープをACケーブル用の本体開口部から抜き出します。
- ケーブルグラントを外側から本体の開口部に差し込み、内側からロックナットで固定します。
- ACケーブルをケーブルグランドに通してパワーコンディショナに引き込みます。必要に応じてケーブルグラントのクランプナットを少し緩めます。
- ACケーブルの先端をほどきます。
- L1、L2、L3、必要に応じ、Nを5 mmカットして、PEが5 mm長くなるようにします。
- すべての導線を12 mm剥がします。
- ACケーブル端子台のクリップを完全に上まで押します。
- １つの接続端子には、複数の電線を決して接続しないでください。
- クリップを閉じるときは、親指だけで押し下げてください。
- 端子台全体をつかまないでください。
- クリップの下に指を入れないでください。
- ラベル準拠のすべての導線をACケーブル接続用端子台に接続し、端子台のクリップを押し下げてください。この場合、中性線の接続はオプションで、L1、L2、L3の回転磁気フィールドの方向は関係ありません。
- すべての導線がしっかり接続されていることを確認します。
- ケーブルグランドのクランプナットを締めます。電熱管を使用する場合は、シール材でコネクタ部分の内側から本体開口部を密封します。
注意
１つの接続端子に２本の電線を接続することによる火災発生の危険
１つの接続端子に2本の電線を接続すると、電気的な接続不良により火災を招く恐れがあります。
注意
クリップに指を挟まれる危険
端子台のクリップは勢いよく閉じます。
