インターフェースと機能
パワーコンディショナには、次のインターフェースが搭載されているか、後付け装備することができます。
SMA Speedwire/Webconnect
パワーコンディショナは Speedwire/Webconnect を標準装備しています。SMA Speedwire/Webconnectは、イーサネット規格に基づいた通信方式です。この方式によって、パワーコンディショナに最適な10/100 Mbit という通信速度で、Sunny Explorerソフトウェアの端末から、太陽光発電システムに装備されたSpeedwire装置に接続して、データのやり取りを行うことができます。Webconnect 機能により、小規模の発電システムに設置されたパワーコンディショナからのデータを(他の通信機器を介さずに)Sunny Portal に直接送信できます。Sunny Portal 上の発電システム1つにつき、最大13台のパワーコンディショナと接続することが可能です。大型の太陽光発電システムでは、SMA Cluster Controller を介してインターネット上の Sunny Portal にデータが送信されます。インターネットに接続されていれば、どのコンピュータからでも Sunny Portal 上のシステムにアクセスできます。
SMA Power Control Module
SMA Power Control Module を使うと、パワーコンディショナに系統管理サービスを実装できます。また、追加の多機能リレーが搭載されています(取付けと設定の詳細については、SMA Power Control Module の設置説明書を参照)。SMA Power Control Module は後付けできます。
多機能リレー
様々な運転モードに対して多機能リレーを設定できます。たとえば、故障表示器のスイッチのオンオフを切り替えるのに多機能リレーを使用できます(取付けと設定の詳細については、多機能リレーの設置説明書を参照)。多機能リレーは後付けできます。
SMA OptiTrac Global Peak
SMA OptiTrac Global Peak は SMA OptiTrac の機能拡張版で、これによりパワーコンディショナの動作点が太陽電池アレイの最適な動作点を常に正確に追随することができます。さらに SMA OptiTrac Global Peak と連携して、パワーコンディショナは設定された動作範囲の中で複数の最大発電点 (MPP) を検出します。特に、部分的に日陰ができるストリングの場合などに複数のMPPが生じ得ます。初期設定では SMA OptiTrac Global Peak が有効になっています。
サージアレスタ(タイプ II)
サージアレスタは危険な過電圧を制限します。タイプIIのサージアレスタは後付けできます(取付方法の詳細については、www.SMA-Solar.comにあるサービスマニュアルを参照)。