パワーコンディショナの電源を切る


設置担当者

パワーコンディショナで作業する場合には、本章の説明に従って、必ずすべての電源を最初に切ってください。必ず、記載されている手順を守ってください。

注記

過電圧による計器の破損

  1. DC入力電圧が1000 V以上の電圧計だけを使用してください。

手順:

  1. 三相すべての導線のブレーカを切り、再びスイッチが入らないようにします。
  2. 多機能リレーを使用する場合には、負荷の電源スイッチを切ります。
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  4. 直流開閉器をOの位置にします。
  5. LEDが消えるまで、また必要に応じて、多機能リレーに接続された負荷のスイッチが切れるまで待ちます。
  6. 電流計を使って、どのDCケーブルにも電流が流れていないことを確認します。
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  8. 六角レンチ(レンチ幅3)を使って直流開閉器の2本のネジを緩めます。
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  10. 直流開閉器を装置から引き抜きます。
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  12. 六角レンチ(レンチ幅3)を使って本体の下部カバーからネジ6本をすべて外します。
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  14. 本体の下部カバーを下から持ち上げ、取り外します。
  15. 注意

    DC保護カバーに触れると、火傷の危険があります。

    運転中にDC保護カバーの温度が高くなることがあります。

    1. DC保護カバーに触れないでください。
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  16. すべてのDCコネクタのロックを解除し、コネクタを取り外します。このためには、まず、マイナスドライバー(先端幅3.5 mm)をスライド式装着口に差し込み、DCコネクタを下に引っ張ります。ケーブルを引っ張らないでください。
  17. パワーコンディショナのDC入力回路に電圧がかかっていないことを確認します。
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  19. 中性線が接続されている場合、AC端子台のL1NL2NL3Nの間が無電圧であることを適切なマルチテスターを使って確認します。マルチテスターのプローブを各端子の丸い穴に差し込みます。
  20. AC端子台のL1PEL2PEL3PE間が無電圧であることを適切なテスターで確認します。このためには、テスターのプローブを各端子の丸い穴に差し込みます。
  21. 多機能リレーのどの端子とACケーブル接続用端子台のPE端子との間にも、電圧がかかっていないことを確認します。
  22. 危険

    パワーコンディショナ内の高電圧による致死事故の危険

    パワーコンディショナのコンデンサは、放電するまで20分かかります。

    1. 本体の上部カバーを開ける時は、20分ほど待ってから作業して下さい。
    2. DC保護カバーは不必要に開けないで下さい。
  23. 注記

    静電気放電によるパワーコンディショナ損傷の恐れ

    パワーコンディショナの電気部品に触れると、静電気が発生してパワーコンディショナが破損する恐れがあります。

    1. 部品に触れる前に、必ず身体の一部を接地してください。