パワーコンディショナの電源を切る
設置担当者
パワーコンディショナで作業する場合には、本章の説明に従って、必ずすべての電源を最初に切ってください。必ず、記載されている手順を守ってください。
注記
過電圧による計器の破損
- DC入力電圧が1000 V以上の電圧計だけを使用してください。
手順:
- 三相すべての導線のブレーカを切り、再びスイッチが入らないようにします。
- 多機能リレーを使用する場合には、負荷の電源スイッチを切ります。
- 直流開閉器をOの位置にします。
- LEDが消えるまで、また必要に応じて、多機能リレーに接続された負荷のスイッチが切れるまで待ちます。
- 電流計を使って、どのDCケーブルにも電流が流れていないことを確認します。
- 六角レンチ(レンチ幅3)を使って直流開閉器の2本のネジを緩めます。
- 直流開閉器を装置から引き抜きます。
- 六角レンチ(レンチ幅3)を使って本体の下部カバーからネジ6本をすべて外します。
- 本体の下部カバーを下から持ち上げ、取り外します。
- DC保護カバーに触れないでください。
- すべてのDCコネクタのロックを解除し、コネクタを取り外します。このためには、まず、マイナスドライバー(先端幅3.5 mm)をスライド式装着口に差し込み、DCコネクタを下に引っ張ります。ケーブルを引っ張らないでください。
- パワーコンディショナのDC入力回路に電圧がかかっていないことを確認します。
- 中性線が接続されている場合、AC端子台のL1とN、L2とN、L3とNの間が無電圧であることを適切なマルチテスターを使って確認します。マルチテスターのプローブを各端子の丸い穴に差し込みます。
- AC端子台のL1とPE、L2とPE、L3とPE間が無電圧であることを適切なテスターで確認します。このためには、テスターのプローブを各端子の丸い穴に差し込みます。
- 多機能リレーのどの端子とACケーブル接続用端子台のPE端子との間にも、電圧がかかっていないことを確認します。
- 本体の上部カバーを開ける時は、20分ほど待ってから作業して下さい。
- DC保護カバーは不必要に開けないで下さい。
- 部品に触れる前に、必ず身体の一部を接地してください。





注意
DC保護カバーに触れると、火傷の危険があります。
運転中にDC保護カバーの温度が高くなることがあります。


危険
パワーコンディショナ内の高電圧による致死事故の危険
パワーコンディショナのコンデンサは、放電するまで20分かかります。
注記
静電気放電によるパワーコンディショナ損傷の恐れ
パワーコンディショナの電気部品に触れると、静電気が発生してパワーコンディショナが破損する恐れがあります。