太陽電池アレイの接続


設置担当者

注記

DC側の地絡によるパワーコンディショナ損傷の危険

当製品はトランスレス方式のため、運転中DC側に地絡が発生すると修復できない損傷につながるおそれがあります。過失に因る製品の損傷やDC側施設の損傷は、保証の対象ではありません。製品は開始シーケンス中に地絡が発生しているか確認する保護装置を搭載しています。製品は運転中に保護されていません。

  1. DC設置が正しく行われ、運転中に地絡が発生していないことを確認してください。

注記

過電圧によるパワーコンディショナの破損

太陽電池モジュールの開放電圧が、パワーコンディショナの最大入力電圧を超えると、過電圧によってパワーコンディショナが壊れるおそれがあります。

  1. 太陽電池モジュールの開放電圧が、パワーコンディショナの最大入力電圧より大きい場合は、どのストリングもパワーコンディショナに接続せずに、太陽光発電システムの設計を再確認してください。

注記

過電圧による計器の破損

  1. DC入力電圧が1000 V以上の電圧計だけを使用してください。

注記

接点洗浄剤またはその他洗剤によるDCコネクタの損傷

接点洗浄剤またはその他洗剤によっては、DCコネクタのプラスチックを溶解する成分を含んでいることがあります。

  1. DCコネクタのお手入れには、接点洗浄剤やその他洗剤を使用しないでください。

手順:

  1. 三相すべての導線のブレーカを切り、再びスイッチが入らないようにします。
  2. 太陽電池アレイで地絡が発生していないことを確認します。
  3. DCコネクタの極性が正しいことを確認します。
  4. DCコネクタに極性の間違ったDCケーブルが付いている場合は、コネクタに正しいケーブルを付け直してください。DCケーブルとDCコネクタの極性は、同じでなければなりません。

  5. 太陽電池アレイの開回路電圧がパワーコンディショナの最大入力電圧を超えなようにします。
  6. DCケーブルに取り付けたDCコネクタをパワーコンディショナに接続します。
  7. カチッという音とともにDCコネクタが装着されます。
  8. 注記

    湿気の侵入によるパワーコンディショナの損傷

    パワーコンディショナに使用していないDC入力端子があれば、そのすべてにシーリングプラグを付けたDCコネクタを差し込んで密閉します。

    1. パワーコンディショナの入力端子に、直接シーリングプラグを差し込まないでください。
    2. 853440012
    3. 使用していないDCコネクタのクリップを押し下げ、クランプナットをネジ山の位置まで動かします。
    4. 853440396
    5. DCコネクタにシーリングプラグを差し込みます。
    6. 853440780
    7. DCコネクタを締め付けます(トルク:2 Nm)。
    8. 853441164
    9. シーリングプラグを付けたDCコネクタを、パワーコンディショナの対応するDC入力端子に差し込みます。
    10. カチッという音とともにDCコネクタが装着されます。
    11. すべてのDCコネクタが、しっかり固定されていることを確認します。