Q on Demand 24/7


「年中無休のオンデマンドでのQ(無効電力)」の機能により、パワーコンディショナは夜間も系統に接続されたままになり、無効電力を給電できるよう、系統を介して電力が供給されます。夜間に接続される場合、パワーコンディショナは少量の有効電力を系統から引き出して内部のアセンブリに供給します。系統の状態と太陽電池モジュールの特性に応じて、パワーコンディショナは電力の最大100%を無効電力として給電できます。売電運転中の無効電力供給は、売電する電力が減ることになります。これは、100%無効電力だと、売電する電力は0%になるということを意味しています。パワーコンディショナが売電運転以外で系統から接続が解列されている場合、「Q on Demand 24/7」機能は有効ではありません。「Q on Demand 24/7」機能はパワーコンディショナの直流入力で十分な太陽光発電エネルギーがあってはじめて再起動できます。つまり、パワーコンディショナは、1度は売電運転に戻せるということです。

系統管理サービスの一般設定(cos phi 制御値または無効電力(V)特性曲線など)は関係するパラメータ値を介して「年中無休のオンデマンドでのQ(無効電力)」の機能に頼らず設定はできません。「年中無休のオンデマンドでのQ(無効電力)」は無効電力の仕様のみを許可するものです。設定によっては、他の系統サポート設定や機能に影響する場合がある点に注意してください。

つまり、「年中無休のオンデマンドでのQ(無効電力)」機能が有効になっていると、ほかの系統サポート機能(cos phi)などもパワーコンディショナの昼夜の運転が可能になるということです。昼夜それぞれで異なる無効電力の供給を要する場合、無効電力の供給は上位制御ユニットを介して通信設定を行う必要があります。

「Q on Demand 24/7」昨日は、無効電力モードcos φ(P) 特性曲線またはcos φ(V) 特性曲線には対応していません。

現在、無効電力の供給は瞬時値(瞬時値 > AC側 > 相電流 / 相電圧)またはModbusを介して要求した場合にのみ相電流または相電圧を介してのみ読み取りが可能です。

無効電力モードは、次のパラメータを使用することで設定できます。

チャネル

名前

グループ

設定

Inverter.VArModCfg.VArModOutFlb

有効電力出力を使用する場合の無効電力モード

システムとデバイスコントロール > パワーコンディショナ > 無効電力モード > 有効電力出力を使用する場合の無効電力モード

各種無効電力モードの選択

Inverter.VArModCfg.VArModZerW

ゼロ有効電力に対する無効電力

システムとデバイスコントロール > パワーコンディショナ > 無効電力モード > ゼロ有効電力を使用する場合の無効電力モード

各種無効電力モードの選択