パワーコンディショナの電源を切る
設置担当者
製品で作業する前に、本章の説明に従って、必ずすべての電源を最初に切ってください。必ず、記載されている手順を守ってください。
警告
電圧計が破損していると過電圧により感電死する危険あり
過電圧により電圧計が破損し、その結果、電圧計内部に電圧が残ることがあります。電圧計の通電部品に触れると、感電により致死事故や重傷を招くおそれがあります。
- DC入力電圧が1000 V以上の電圧計だけを使用してください。
手順:
- ACブレーカをオフにします。
- パワーコンディショナのDC開閉器の位置をOの位置まで回します。
- 適切なパッドロックを使って、DC開閉器を接続しないように確保します。
- 多機能リレーを使用する場合には、負荷の電源スイッチを切ります。
- LEDが消えるまで待ちます。
- 電流計を使って、どのDCケーブルにも電流が流れていないことを確認します。
- DCコネクタの位置をメモします。
- DCコネクタでの作業をする際は必ず絶縁グローブを着用し絶縁ツールを使用してください。
- DCコネクタが最適な状態にあること、また、直流導線やDCプラグコネクタがどれも露出していないことを確認してください。
- 次の手順に従い、慎重にDCコネクタを開放、取り外ししてください。
- DCコネクタのロックを解除し、コネクタを取り外します。取り外すには、マイナスドライバーまたはアングルスクリュードライバー(先端幅:3.5 mm)をサイドにある装着口のひとつに差し込み、DCコネクタを引っ張ります。この作業をする際は、DCコネクタをてこで引き上げてはならず、サイドにある装着口のひとつにツールを差し込んでロックを外します。この時、ケーブルを引き寄せないようにしてください。
- 製品のDCコネクタおよびDC導線が装備されているコネクタが最適な状態にあること、また、DC導線やDCプラグコネクタがどれも露出していないことを確認してください。
- パワーコンディショナのDC入力回路に電圧がかかっていないことを適切な電圧計で確認します。
- AC接続ユニットの本体カバーに取り付けられているボルト(TX25)10本を緩めて取り外し、慎重に前方に引いて本体カバーを取り外します。
- ボルトと本体カバーを取り外して、安全に保管します。
- AC端子台のL1とN、L2とN、L3とNの間が無電圧であることを適切な電圧計で確認します。これには、テスターのプローブ(最大直径:2.5 mm)を各端子台の測定ポイントに差し込みます。
- AC端子台のL1、L2、L3それぞれの端子と接地線端子の間が無電圧であることを適切な電圧計で確認します。これには、テスターのプローブ(最大直径:2.5 mm)を各端子台の測定ポイントに差し込みます。

危険
DCコネクタが損傷または緩んでいると、露出している直流導線またはDCプラグの接点に接触し感電による生命の危険あり
DCコネクタは誤った方法で開放され接続が外されていると破損、損傷、DCケーブルからの外れや正しい接続ができなくなるおそれがあります。これにより、直流導線またはプラグの接点が露出してしまう場合があります。直流導線やDCプラグコネクタの通電部分に接触すると感電により致死事故または重傷を招くおそれがあります。


