パワーコンディショナの廃棄処分
設置担当者
製品寿命が終了し、パワーコンディショナを完全に解除する場合、本セクションの指示に従ってください。
注意
パワーコンディショナの持ち運びや落下に伴う負傷の危険性
パワーコンディショナは、84 kgの重量があります。パワーコンディショナを正しく持ちあげなかったり、輸送中や設置中に落としたりすると、怪我をするおそれがあります。
- パワーコンディショナは一人で取り扱わないで、複数の作業員と一緒に持ち上げ、斜めにしないで立てた状態で運んでください。
必要条件:
パレットを準備してください。
緩衝材と元の梱包材を準備してください。
運搬用の取っ手を装着してください。
手順:
- パワーコンディショナのすべての電源を切ります( > パワーコンディショナの電源を切る)。
- 本体の温度が下がるまで、30分ほど待ちます。
- パワーコンディショナからACケーブルを取り外します。これには、ネジ(AF8)をゆるめ、端子からケーブルを外します。
- 接地線を接地端子から取り外します。ネジ(TX25)をゆるめ、接地導線をクリップの下へ引き出します。
- パワーコンディショナからACケーブルを取り外します。
- AC接続用の本体の開口部より、M63ケーブルグランドを取り外します。それには、内側のロックナットを取り外し、ケーブルグランドを本体開口部から取り外します。
- ACサージアレスタが挿入されている場合は、スロットからサージアレスタを引き出します。引き出すには、サージアレスタの左右の側面にある溝の部分をつかみます。
- AC接続ユニットの本体カバーをAC接続ユニットに置き、まず左上と右下のネジを、それから残りのネジをTorxドライバー(TX25)(トルク:6 Nm)を使って締めます。
- DC接続ユニット本体カバーの10本のネジすべてを取り外し(TX25)、本体カバーを慎重に前方へ取り外します。
- ネジと本体カバーを取りのけて、安全に保管します。
- 通信アセンブリからすべての通信ケーブルを取り外し、DC接続ユニットから通信ケーブルを引き出します。
- すべてのケーブルグランドをパワーコンディショナから取り外します。それには、内側からロックナットをゆるめ、本体開口部からケーブルグランドを取り外します。
- DCサージアレスタが挿入されている場合は、スロットからサージアレスタを引き出します。引き出すには、サージアレスタの左右の側面にある溝の部分をつかみます。
- DC接続ユニットの本体カバーをDC接続ユニットに置き、まず左上と右下のネジを、それから残りのネジをTorxドライバー(TX25)(トルク:6 Nm)を使って締めます。
- 4個の運搬用取っ手全てを、右側と左側のタップに本体と水平になるまで、できるだけ深くネジ留めします。その場合、運搬用の取っ手をタップにネジ留めしている事を確認し、完全に真っすぐにします。運搬用取っ手が真っすぐにネジ留めされていなければ、後でネジを外すのが困難になったり不可能になったり、二度と運搬用取っ手をネジ留めできない程にタップを損傷する場合があります。
- ドライバーを運搬用取っ手の穴に差し込み、ドライバーを90度回転させます。これにより、運搬用取っ手がしっかり留められているか確認します。
- 底部またはプロファイルレールを取り外すには、AC接続ユニット側で慎重にパワーコンディショナを配置します。
- パワーコンディショナを保管または搬送する場合は元の梱包材を使って梱包します。
緩衝材を入れた元の梱包材の下の部分をパレットの上に置きます。
緩衝材と一緒にパワーコンディショナをパレットの上に置きます。これには、緩衝材の上にパワーコンディショナのAC接続ユニットを置きます。
ネジ穴から運搬用取っ手をすべて取り外します。必要であれば、ドライバーを運搬用取っ手の穴に差し込み、ドライバーを使って運搬用取っ手を取り外します。
元の梱包材の上の部分をパワーコンディショナにかぶせます。
その上に緩衝材を詰めます。
梱包を閉じます。
ストラップまたはベルトで梱包とパレットをしっかり留めます。
- パワーコンディショナを廃棄する場合は、設置場所に適用される、廃電気機器の処理に関する廃棄物処理法関係の法令及び条例並びにその運用に従ってください。
危険
高電圧による致死事故の危険
注意
高温部による火傷の危険










