太陽光発電システムの監視


太陽光発電システムの監視は、お使いの太陽光発電システムの監視ステータスについての情報を提供します。各種監視オプションを設定・有効化できます。必要に応じて、太陽光発電システムの監視機能は電子メールで通知を送ることも可能です。太陽光発電システムの監視で設定・有効化できる機能は以下のとおりです。

機能

説明

パワーコンディショナの比較

パワーコンディショナ比較機能を使って、発電量損失の発生を検出できます。比発電量がほかのパワーコンディショナの平均比発電量に対し、設定した許容範囲から外れるパワーコンディショナがあると、電子メールで通知を受け取ることができます。

パワーコンディショナの比較は、太陽光発電システムに2台以上のパワーコンディショナが装備されている場合にのみ表示されます。

システム全体の比発電量が0.05 kWh/kWpを超えるとアラームが作動します。

システム出力係数

システム出力係数(PR)は、太陽光発電システムの品質を測定する方法です。 所在地によらず使用でき、また、品質要因としても参照されます。システム出力係数は、太陽光発電システムの実際の発電量と目標発電量の比です。発電量から電力損失(熱損失や導電損失など)を差し引いた、系統に実際に供給できる電力量と、必要となる運転電流の割合を示します。

システム出力係数で、お使いのシステムの品質を確認できます。システムについて計算されたシステム出力係数の値が1に近づくほど、当該システムの稼働効率は高くなります。

システム出力は、以下の式を使って計算します。

* STC = 標準試験条件 1 kWh/m2

* ⍺ = 太陽電池モジュールの温度係数。Sunny Portalは、計算に平均値 -0.4%/°C を使用します。

システム出力係数を計算するために、日射量用センサーおよびモジュール温度用センサーを全ての太陽電池モジュールを対象に設定する必要があります。また、外気温センサーも統合することができます。

予想太陽光発電量

予想太陽光発電量で、予想と実際の年間発電量における差異を表示できます。太陽光発電システムの年間予想発電量は、設置場所での年間指定発電量と設備容量で乗算して求めます。