太陽電池アレイの接続
設置担当者
警告
電圧計が破損していると過電圧により感電死する危険あり
過電圧により電圧計が破損し、その結果、電圧計内部に電圧が残ることがあります。電圧計の通電部品に触れると、感電により致死事故や重傷を招くおそれがあります。
- DC入力電圧が600 V以上の電圧計だけを使用してください。
注記
過電圧によるパワーコンディショナの破損
太陽電池モジュールの開放電圧が、パワーコンディショナの最大入力電圧を超えると、過電圧によってパワーコンディショナが壊れるおそれがあります。
- 太陽電池モジュールの開放電圧が、パワーコンディショナの最大入力電圧より大きい場合は、どのストリングもパワーコンディショナに接続せずに、太陽光発電システムの設計を再確認してください。
注記
接点洗浄剤またはその他洗剤によるDCコネクタの損傷
接点洗浄剤またはその他洗剤によっては、DCコネクタのプラスチックを溶解する成分を含んでいることがあります。
- DCコネクタのお手入れには、接点洗浄剤やその他洗剤を使用しないでください。
注記
DC側の地絡による製品損傷の危険
当製品はトランスレス方式のため、運転中DC側に地絡が発生すると修復できない損傷につながるおそれがあります。過失に因る製品の損傷やDC側施設の損傷は、保証の対象ではありません。製品は開始シーケンス中に地絡が発生しているか確認する保護装置を搭載しています。製品は運転中に保護されていません。
- DC設置が正しく行われ、運転中に地絡が発生していないことを確認してください。
PEケーブルの要件(オプション):
細い電線の使用
よりの細い可とう電線または非可とう電線を使用できます。
- 細い電線を使用する場合は、リングラグ端子で二重に圧着する必要があります。引き回したり曲げたりするときに絶縁線が見えることのないようにします。リングラグ端子によって十分に張力を逃がすことができます。
-
ケーブル断面積:最大 8 mm²
手順:
- ブレーカのスイッチがオフになっていて、再接続できないことを確認します。
- 外部DC負荷開閉器がインストールされている場合、すべての電源から外部DC開閉器スイッチの接続を離します。
- パワーコンディショナのDC開閉器の位置をOの位置まで回します。
- 太陽電池アレイの電圧を測定します。パワーコンディショナの最大入力電圧が確実に守られていて、太陽電池アレイに地絡が無いことを確認します。
- PEに接続するには、下記の手順に従って作業を行ってください(オプション):
- 接地ケーブルの先端の被覆を剥ぎ取ります。
- PEケーブルの被覆を剥いだ箇所をリング型圧着端子に差し込み、圧着工具で接合します。
- なべ頭ねじ(M5x12)とワッシャー(M5)をリング型圧着端子のねじ穴に差し込み、リング型圧着端子をねじで接続箇所にしっかりと締め付けます(PH2、トルク: 2.5 Nm)。
- 接地線がパワーコンディショナに接続されました。
- DCコネクタの極性が正しいことを確認します。DCコネクタがDCケーブルと違う極性で接続されていた場合は、必ず接続をやり直してください。この作業が完了した際に、DCケーブルとDCコネクタの極性が同じでなければなりません。
- 太陽電池アレイの開回路電圧がパワーコンディショナの最大入力電圧を超えなようにします。
- DCケーブルに取り付けたDCコネクタをパワーコンディショナに接続します。
- カチッという音とともにDCコネクタが装着されます。
- すべてのDCコネクタが、しっかり固定されていることを確認します。
- 使用していないDC入力端子があれば、次の指示にある通りそのすべてにDCコネクタとシーリングプラグを差し込みます。この時、パワーコンディショナのDC入力に直接シーリングプラグを差し込まないでください。
- 使用していないDCコネクタの留め金具を押し下げ、クランプナットをネジ山の位置まで動かします。
- DCコネクタにシーリングプラグを差し込みます。
- シーリングプラグを付けたDCコネクタを、パワーコンディショナの対応するDC入力端子に差し込みます。
- カチッという音とともにDCコネクタが装着されます。
- シーリングプラグを付けた全DCコネクタが、しっかり固定されていることを確認します。
注記
DC入力が閉じられていないと、砂、埃や湿気の侵入によるパワーコンディショナの損傷のおそれあり
製品に使用していないDC入力端子があれば、そのすべてにシーリングプラグを付けたDCコネクタを差し込んで密閉します。砂、埃や湿気の侵入によって、パワーコンディショナが故障し、機能が損なわれるおそれがあります。